【ピレリ|タイヤ選び】最速は、ひとつじゃない。レースで選ぶ、P ZERO Race 3つの答え
- PIRELLI
- 特集

レースで選ぶ、P ZERO Race 3つの答え
「軽いタイヤが、いちばん速い」。
ロードバイクではそう考えられがちです。しかし実際のレースで求められるのは、重量だけではありません。
高速域で効く空力性能。転がり抵抗。路面を捉えるグリップ。パンクへの備え。そして、タイヤ、チューブ、シーラントまでを含めたシステム全体の重量。
平坦を高速で走り続けるレースと、低い速度域で加減速を繰り返すヒルクライムでは、優先すべき性能も変わります。
プロレースの現場でも、一本のタイヤですべてを戦うのではなく、コースやコンディションに応じて使い分けることが当たり前になっています。
P ZERO Raceには、異なる勝ち方のために設計された3つの選択肢があります。
プロが選ぶのは、「最も軽い一本」ではない

2026年ツール・ド・フランスでは、PIRELLIサポートチームがP ZERO Race TLR SL-RとP ZERO Race TLR RSをコース特性に合わせて使い分け、4つのステージ優勝を記録しました。
高速巡航や空力性能が勝負を左右するステージではSL-Rを、荒れた舗装や石畳など、グリップと耐パンク性能の重要度が高いステージではRSを選択。
一方、富士ヒルクライム男子選抜を制した大前翔選手は、軽量性と加速性能を重視し、P ZERO Race RS+SmarTUBE RSを選んでいます。
大切なのは、最も軽い製品を選ぶことではありません。
自分が走るコースで、最も速く走れるシステムを選ぶことです。
高速巡航と空力を最優先するなら
P ZERO Race TLR SL-R

P ZERO Race TLR SL-Rは、空力・転がり抵抗・グリップを、タイヤ単体ではなくホイールとの一体性能として追求したレーシングタイヤです。
最大の特徴は、タイヤとリムの接続部を最適化する「PAAS(Pirelli Advanced Aerodynamic System)」。空気の流れを滑らかに整え、高速巡航や横風を受ける実走環境で、タイヤ+ホイール全体の空力性能を引き出します。
新開発のLiteCOREケーシングとSmartEVO2コンパウンドにより、しなやかな乗り心地、低い転がり抵抗、ウェットを含む確かなグリップも実現しています。
第三者機関による性能評価でも、28mmモデルは転がり抵抗8.4Wを記録し、TLR RSより約2W低い値を示しました。一方で、耐パンク性能41ポイント、ウェットグリップ80ポイントも維持しており、低転がり抵抗だけを追求したタイヤではなく、レースで求められる実用性能との両立も評価されています。(Bicycle Rolling Resistance)
SL-Rを選びたいレース

- 平坦基調で高速巡航が続くロードレース
- 逃げ、スプリント、クリテリウム
- エアロホイールを使用するレース
- 横風を受けやすい海岸線や開けたコース
- トライアスロン、タイムトライアル的な走りが求められる場面
SL-Rは、単に軽いから速いタイヤではありません。
高速で走り続けるほどに、空力と転がり抵抗の差が積み重なるタイヤです。
チューブレスでレースの総合力を求めるなら
P ZERO Race TLR RS

P ZERO Race TLR RSは、チューブレス仕様でレースの総合力を追求するフラッグシップモデルです。
SmartEVO2コンパウンドとSpeedCOREケーシングにより、低い転がり抵抗、路面への追従性、ドライ/ウェットでのグリップを高い水準で両立。高速性能だけでなく、コーナー、下り、荒れた舗装、変化する天候まで含めて、レースを組み立てたいライダーのための一本です。
ツール・ド・フランスでは、より厳しい路面条件となった第17ステージ、石畳を含む第21ステージでTLR RSが選択されました。最終ステージでは、PIRELLIサポートチームが1〜3位を独占しています。
第三者機関による性能評価でも、28mmモデルは転がり抵抗10.5W、耐パンク性能43ポイント、ウェットグリップ80ポイントを記録。転がり抵抗だけでなく、グリップや耐パンク性まで含めた総合性能が評価されています。(Bicycle Rolling Resistance)
TLR RSを選びたいレース

- アップダウンやコーナーが連続するロードレース
- 天候や路面状態の変化が想定されるレース
- チューブレスのグリップとコントロール性を重視したい
- 下りやコーナーでも、安心して攻め続けたい
- 一本のレースホイールで、多様なレースに対応したい
最高速だけを追求するのではなく、レースのあらゆる局面で高い性能を発揮すること。
それが、TLR RSの役割です。
ヒルクライムで軽さを武器にするなら
P ZERO Race RS+SmarTUBE RS

P ZERO Race RSは、クリンチャー構造のレーシングタイヤです。
このタイヤを選ぶなら、軽量TPUチューブであるP ZERO SmarTUBE RSとの組み合わせを推奨します。
P ZERO Race RS+SmarTUBE RSは、チューブドならではの扱いやすさを保ちながら、軽量性、転がりの軽さ、グリップを高い水準で両立するレースシステムです。チューブレス非対応のホイールでも、現代的なレーシング性能を引き出せます。
2026富士ヒルクライム男子選抜で優勝した大前翔選手は、P ZERO Race RS+SmarTUBE RSを選択。P ZERO Race TLR SL-R+シーラントと比較して50g以上軽く、速度域が比較的低いヒルクライムでは、リム外周の軽量化による加速性能を優先しました。

第三者機関による性能評価では、P ZERO Race RSはウェットグリップ80ポイント、耐パンク性能53ポイントを記録。なお、同テストの転がり抵抗値はブチルチューブを使用したもののため、タイヤ単体の数値だけでチューブレス仕様と優劣を決めることはできません。実際の機材選びでは、組み合わせるチューブまで含めて考えることが重要です。(Bicycle Rolling Resistance)
さらにSmarTUBE RSについても、第三者機関によるTPUチューブ比較テストで、最軽量モデルではないにもかかわらず、TPUチューブの中で最も低い転がり抵抗を示すモデルとして評価されています。軽さだけでなく、柔軟なTPU素材による転がりの良さが、P ZERO Race RSの走りをさらに引き出します。(Bicycle Rolling Resistance)
RS+SmarTUBE RSを選びたいレース

- ヒルクライム
- 加減速やアタックへの反応が重要なレース
- 平均速度が比較的低く、空力の比重が小さいコース
- チューブレス非対応のホイールを使うライダー
- チューブドの整備性を保ちながら、レース性能を高めたいライダー
ヒルクライムで求められるのは、カタログ上の軽さだけではありません。
踏み込んだ瞬間の反応、荒れた舗装で失われにくい推進力、そして下山まで信頼して使えるグリップ。そのすべてを備えた組み合わせが、P ZERO Race RS+SmarTUBE RSです。
レース別・P ZERO Raceの選び方

| 最優先したい事 | 選ぶべきシステム | 主なレースシーン |
| 高速巡航と空力 | P ZERO Race TLR SL-R | 平坦ロード、逃げ、スプリント、クリテリウム |
| チューブレスの総合性能 | P ZERO Race TLR RS | 起伏、コーナー、下り、変化の大きいロードレース |
| 軽量性と加速 | P ZERO Race RS+SmarTUBE RS | ヒルクライム、加減速の多いレース、軽量ホイールとの組み合わせ |
コースを読めば、最も速い一本が見えてくる
平坦で高速巡航を続けるなら、P ZERO Race TLR SL-R。
変化の多いロードレースをチューブレスで総合的に戦うなら、P ZERO Race TLR RS。
そして、ヒルクライムで軽さと加速を武器にするなら、P ZERO Race RS+SmarTUBE RS。
最も軽いタイヤが、常に最も速いとは限りません。
レースの特性を読み、自分のホイールと走り方に合うシステムを選ぶこと。それが、P ZERO Raceの性能を最大限に引き出す方法です。

