TEAM INEOSのエガン・ベルナル 第106回ツール・ド・フランス制覇!!
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栄光のマイヨ・ジョーヌ100周年を祝う、第106回ツール・ド・フランス総合優勝の栄誉に輝いたTEAM INEOS(チーム イネオス)のエガン・ベルナル。
若きコロンビア出身のクライマーはマイヨ・ブラン(新人賞)も獲得し、2度目のツール・ド・フランス挑戦でその驚異的な力を発揮しました。TEAM INEOSは昨年王者ゲラント・トーマスが総合2位に入りワンツーフィニッシュを達成。TEAM SKY時代から数えるとツール・ド・フランス通算7勝をマークし、チームとしては歴代最多の総合優勝者所属チームとなりました。またピナレロはツール・ド・フランス総合成績において通算15勝目という大きな節目の勝利となりました。
開幕前から主力選手の相次ぐ落車で、まさに波乱の幕開けだった今大会。昨年王者のゲラント・トーマスと才能あふれる期待の星 エガン・ベルナルのダブルエース体制で開幕を迎えましたが4度の総合優勝経験を持つ、絶対王者クリス・フルームが欠場し不安要素を抱えてのスタートとなりました。しかしTEAM INEOS発足時より、その活躍を支えた新生DOGMA F12を駆り、チーム一丸となりフランス中の期待を一身に背負い躍動するジュリアン・アラフィリップの背中をぴったりとマークします。
アルプスを覆う降雹と悪天候で急遽コース短縮となった第19ステージで、圧倒的な登坂力を見せたベルナルは独走で超級山岳のイズラン峠を登り切り、遂にマイヨ・ジョーヌを獲得。続く山岳ステージをもう一人のエース ゲラント・トーマスと共にライバルを引き離すことに成功し、TEAM INEOSのワンツーフィニッシュをほぼ手中に収めました。
翌日の最終ステージ ランブイエ〜パリ・シャン=ゼリゼのスタート地点には毎年恒例となったファウスト・ピナレロからのプレゼントであるマイヨ・ジョーヌカラーにペイントされたDOGMA F12を誇らしげに受け取るべルナルの姿がありました。
最高潮の盛り上がりを見せた今大会を、コロンビア人として初、戦後ツール・ド・フランス最年少となる22歳のチャンピオンが締めくくった圧倒的な走りは今後のベルナルストーリーのハイライトの1つとなるでしょう。
1位 | エガン・ベルナル(コロンビア、チームイネオス) | 82:57:00 |
2位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームイネオス) | +01:11 |
3位 | ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | +01:31 |
4位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | +01:56 |
5位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | +04:05 |
6位 | ミケル・ランダ(スペイン、モビスター) | +04:23 |
7位 | リゴベルト・ウラン(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | +05:15 |
8位 | ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) | +05:30 |
9位 | アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) | +06:12 |
10位 | ワレン・バルギル(フランス、アルケア・サムシック) | +07:32 |