MENU
scroll

[TEAM SKY 情報] フアンアントニオ・フレチャインタビュー

  • レース



[TEAM SKY 情報]
フアンアントニオ・フレチャインタビュー
心機一転スカイブルーを纏うフレチャ 石畳を快走する希有なスペイン人

チームスカイに移籍し、クラシックシーズンを見据えるフアンアントニオ・フレチャ(スペイン)。チーム内ではファミリーネームの「フレチャ」で通っている。というより、ファーストネームの「フアンアントニオ」で呼ばれることはまず無い。居心地の良いチームでレベルアップを目指すフレチャにグレゴー・ブラウンが訊いた。

レベルアップのため、ラボバンクからチームスカイへ
フレチャは昨年まで4年間オランダのラボバンクに所属していた。「昨年の終わり頃にはフラマン語を理解出来るようになっていた。でも選手間で飛び交うジョークを全部理解することは出来ず、会話について行くことに必死だった」と、当時の苦労を打ち明ける。

心機一転チームスカイに移籍したフレチャは、クラシックレースでマシュー・ヘイマン(オーストラリア)やイアン・スタナード(イギリス)ら、英語圏の選手のサポートを受ける。

「現在のチームスカイはもちろん英語が共用語。イタリアチーム(ファッサボルトロ2004年〜2005年)に所属していた頃と同じように、コミュニケーションにおける苦労が無い。(アクセントに癖がある)スティーブ・クミングス(イギリス)やジェレイント・トーマス(イギリス)の会話にもついて行けるよ!彼らのジョークも理解出来るし、僕からジョークを言うこともあるんだ」。

ヘント〜ウェベルヘム、フランドル、パリ〜ルーベにおいて、フレチャはエドヴァルド・ボアッソン(ノルウェー)とダブルエースを組むことになるだろう。鎖骨を骨折したクルトアスル・アルヴェセン(ノルウェー)も、回復が早ければチームの中心的人物になる。フレチャはボアッソンのアシストとして、ツアー・オブ・オマーンを走り終えたばかりだ。

「少なくとも2年間はこのチームで走りたい。ここでは、自分のことがより高く評価されている気がする。僕の走りに信頼を置いてくれているんだ」。

とは言え、フレチャはラボバンクでの4年間を忘れ去ったわけではない。「ラボバンクでの4年間は、沢山のことが起こった。良い時期もあったし、悪い時期もあった。でも、新しいことにチャレンジするためにチームを移籍した。より良い成績を残すためには、環境を変える必要もあった。ラボバンクのやり方が、僕にとってベストでは無かっただけ。そう気付いたんだ」。

クラシックシーズンの活躍に注目が集まりがちなフレチャだが、バネスト時代の2003年にはツール・ド・フランスでステージ優勝。ファッサボルトロ時代の2004年にはチューリッヒ選手権とジロ・デル・ラツィオで勝利を収めている。

「チームスカイは僕を次のレベルまで押し上げてくれる。良い走りをして、好成績を残してみせるよ」。チームスカイジャージのフレチャがいよいよ本格的に動き出す

text:Gregor Brown
photo:Cor Vos
translation:Kei Tsuji


ラボバンクから移籍したフアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)
:
photo:Team Sky


ツアー・オブ・オマーンに出場したフアンアントニオ・フレチャ(スペイン、チームスカイ)
:
photo:Cor Vos


本ニュースについて詳しくはこちら

販売店を探す SHOP LIST

地域
都道府県

お探しのブランドを選択してください