[Team SKY] ツール・ド・フランス2012第9ステージ / ウィギンズが王者の風格を漂わす最速タイム 2位のフルームが総合3位浮上!
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[Team SKY] ツール・ド・フランス2012第9ステージ / ウィギンズが王者の風格を漂わす最速タイム 2位のフルームが総合3位浮上!
ツール・ド・フランスの第1週を締めくくる第9ステージ・個人タイムトライアル。マイヨジョーヌ争いの行方を占うこの重要な局面で、チームスカイの2人が他を圧倒した。総合リードを広げたブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)は最高の形で休息日を迎える。
スタート台を駆け下りるブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ): photo:Cor Vos
今年のツールはとにかく個人タイムトライアルの距離が長い。初日のプロローグとこの日の第9ステージ、そして最終日前日の第19ステージを合計すると、その全長は101.4kmに達する。「個人タイムトライアルの比率が高い」というのが専らの前評判だ。
快走するブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ): photo:Cor Vos 夏の青い空の下、マイヨジョーヌを着るウィギンズは2つの中間計測ポイントでトップタイムを連発。TTスペシャリストのファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)が保持していたトップタイムをクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)が次々に塗り替える光景に人々は驚いたが、エースのウィギンズは更にその上を行った。
直接的なライバルであるカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)は第1計測(16.5km地点)でまさかの1分02秒遅れ。その後ペースを取り戻したが、ウィギンズとのタイム差は縮まること無く広がり続ける。
自身初となるツールでのステージ優勝 / photo: le tour de france 最終的にマイヨジョーヌのウィギンズは平均スピード48.4km/hで41.5kmを走りきり、51分24秒のトップタイムで優勝。35秒差の2位にフルーム。カンチェラーラの力をもってしてもウィギンズには57秒届かず、チームスカイ勢がワンツーを決めた。