[Team SKY] ジロ・デ・イタリア2012第5ステージ / チームスカイが鉄壁のアシスト 負傷をものともしないカヴがステージ2勝目!!
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[Team SKY] ジロ・デ・イタリア2012第5ステージ / チームスカイが鉄壁のアシスト 負傷をものともしないカヴがステージ2勝目!!
総合を占う上で重要となるチームTTを終えたジロ第5ステージは、再びスプリンターたちの活躍の場となった。他を圧倒するチーム力に応えるかのごとく、カヴェンディッシュが第2ステージに続くステージ優勝を飾った。
ゴスを振り切ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)がステージ2勝目:
マシュー・ゴス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)をかわして前に出るマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ):photo:Kei Tsuji 5月10日に開催されたジロ・デ・イタリア第5ステージは、フェラーリの本拠地があることでも有名なモデナをスタートし、アドリア海に面した港湾都市ファーノを目指して南下する209kmだ。
イタリア半島の付け根部分に広がるポー平原を進むコースはほとんどの行程が真っ平らだが、4級山岳ガヴィッチェ・モンテから始まる緩やかなアップダウン区間が後半に控える。ゴールにかけての残り13km区間は再び平坦区間となるため、スプリンターたちが活躍するものと予想された。
4月に生まれたばかりの娘を抱いて表彰台に上がるマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ): photo:Riccardo Scanferla 22kmに渡る丘陵セクションを終えると、残すは13kmの平坦区間。スプリンターチームが激しい戦いを繰り広げるその中で、メイン集団前方で圧倒的なチーム力を見せたのはカヴの2勝目を狙うチームスカイだった。別府史之が牽引するグリーンエッジやカチューシャ、オメガファーマ・クイックステップなどがトレインを組んで並びかけるものの、主導権は渡らない。
Cavendish and Juan Antonio Flecha celebrate after the line / photo:TEAM SKY ラスト1kmのアーチをくぐってもアシスト3名を残すスカイの優位は変わらず。最後はゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)に発射されたカヴェンディッシュが、ポイント賞ジャージを着るマシュー・ゴス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)を抑えてガッツポーズを繰り出した。
ファラーやフースホフトらライバルスプリンターが上りで遅れる中勝利を飾ったカヴェンディッシュ。早いタイミングからのロングスプリントをゴスの動きを確認しながらまとめ上げ、第2ステージに続く今大会2勝目を挙げた。この勝利はジロ・デ・イタリア通算9勝目に当たる。
Ian Stannard and Geraint Thomas played a waiting game / photo:TEAM SKY 「今日はガールフレンドと娘がレースに来ていたから、ミスはできなかった。結果彼女らに初めて僕の勝利を実際に見てもらえたし、娘を表彰台に連れて上がることができたんだ。素晴らしい一日になったよ。2勝目だけれど、チームはさらなる勝利を狙っていく。日に日に調子も上がっているんだ。」と語るカヴ。