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【ピレリ|FROM RACE TO ROAD】 タイヤを替えると、ライドはここまで変わる。

  • PIRELLI
  • 特集

タイヤは、ロードバイクの中で唯一、路面と接しているパーツです。

それでも、レースを目的としないサイクリストにとって、タイヤ選びでは価格が大きな判断基準になりがちです。消耗品だから、できるだけ価格を抑えたい。普段のサイクリングなら、そこまで性能差は感じないのではないか。そう考える人も少なくないでしょう。

では、実際にタイヤを替えると、走りはどのくらい変わるのでしょうか。

今回は、日頃からさまざまなブランドやカテゴリーのタイヤを使用しているスタッフ数名に、社内モニターとしてP7 SPORTとP4 SPORTを一定期間試用してもらいました。

FROM RACE TO ROAD #03では、そこで集めた実走インプレッションをもとに、それぞれのタイヤが目指した性能と、実際の走りでどのように感じられたのかを見ていきます。

そしてもうひとつ。価格だけでは分かりにくい、タイヤを選ぶ理由についても考えてみます。


P7 SPORT|想像以上に、よく走る。

P7 SPORTは、レースでタイムを追求するためではなく、ロングライドやトレーニング、日常のスポーツライドまで幅広く楽しむためのタイヤです。

今回のインプレッションでは、ハイエンドモデルと比較して走り出しに多少の重さを感じたという声がある一方、従来の低価格帯タイヤからイメージするような硬さや振動、転がりの悪さはあまり感じなかったという評価もありました。

特に目立ったのが、安定感とコントロール性についての評価です。直進時の安定感だけでなく、コーナーでも安心してラインを選べるなど、速さだけではなく走り全体のバランスの良さが評価されています。

実際に使用した社内モニターからも、

「直進安定性が高く、不安感なく走れる」
― P7 SPORT 社内モニター

という声がありました。

これは、P7 SPORTが目指している性能とも重なります。

PIRELLIはP7 SPORTを「ALL-ROUND CONTROL」と位置づけ、グリップ、走行距離、プロテクションを重視。レース用製品よりも長く使用でき、信頼性と耐久性を重視したトレーニングタイヤ、あるいは幅広いサイクリストが日常的に使いやすいタイヤとして開発しています。

その走りを支える、P7 SPORTの中身。

P7 SPORTには、走行距離を重視しながらグリップとのバランスを取ったPRO COMPOUNDを採用しています。

トレッドパターンはP ZERO Raceから派生したデザインをベースとしながら、サイプを増やすことで低温時のウォームアップとグリップにも配慮しています。

さらに、60 TPIのナイロンケーシングを使ったTechBELT ROAD 構造を採用。トレッド下には耐カット性の高いファブリックを追加することで、幅広いコンディションでの耐パンク性能と快適性を確保しています。

速さだけを追求するのではなく、長く走るための耐久性、路面を捉えるグリップ、パンクへの備えをバランスさせる。社内モニターが実走で感じた安定感や安心感には、こうした設計上の理由があります。


P4 SPORT|毎日使うからこそ、安心して走れること。

P4 SPORTを使用した社内モニターから聞かれたのは、頑丈さや耐パンク性能に対する安心感でした。

毎日の通勤で走る荒れた舗装や砂利を含む河川敷の路面でも、パンクを過度に心配することなく走れたという声や、タイヤのしっかりとした感触そのものが安心感につながったという評価がありました。

実際に荒れた路面を走った社内モニターからは、

「特にパンクの心配もなく走行できた」
― P4 SPORT 社内モニター

という声もあり、耐パンク性能に対する安心感は今回のインプレッションでも特徴的な評価となりました。

一方、ハイエンドタイヤから履き替えたモニターからは、転がりの重さを感じるという率直な意見もありました。

しかし、P4 SPORTが最優先しているのは、レースタイヤのような軽快さではありません。

PIRELLIがP4 SPORTに掲げるテーマは「LONG-LASTING DURABILITY」。走行距離と耐久性を重視し、長距離を走るライダーやタイヤを長く使用したいサイクリストを想定しています。

通勤やフィットネス、日々のトレーニング。毎日のように使うタイヤだからこそ、速さとは違う性能が必要になります。

耐久性を重視したP4 SPORTの設計。

P4 SPORTにも、走行距離を重視したPRO COMPOUNDが採用されています。耐摩耗性を高め、長期間の使用を想定したコンパウンドです。

構造には26 TPIのナイロンケーシングを使ったTechBELT ROADを採用。トレッド下には耐カット性の高いファブリック層を加え、幅広い路面状況での耐パンク性能を高めています。

同じPIRELLIのロードタイヤでも、P7 SPORTが60 TPI、P4 SPORTが26 TPIのケーシングを採用するなど、その構造は同じではありません。これは単純なグレードの上下ではなく、それぞれが想定する用途に合わせた設計の違いです。

つまりP7 SPORTとP4 SPORTは、単なる価格違いのタイヤではありません。

どんな人が、どんな使い方をするのか。

そこから必要な性能を考えて作り分けられています。


タイヤの価値は、価格だけでは見えてこない。

タイヤは消耗品です。価格が重要な選択基準になること自体は当然ですし、価格だけを比較すれば、P7 SPORTやP4 SPORTより安価なロードタイヤもあります。

だからといって、価格の高いタイヤを選べばよいということでもありません。

大切なのは、そのタイヤが何を目的に設計され、自分の使い方に必要な性能を備えているかです。

P7 SPORTなら、ロングライドやスポーツライドで求められるグリップ、安定感、耐久性のバランス。P4 SPORTなら、毎日のライドを支える耐久性、走行距離、耐パンク性能。

そして今回のインプレッションでは、実際に使用した社内モニターからも、それぞれの設計意図と重なる感想が得られました。

カタログに書かれた性能だけではなく、なぜその性能を持たせているのか。そして実際に使うと、それをどう感じるのか。

そこまで含めて考えると、タイヤ選びは価格だけでは決められないことが見えてきます。

レースでの走行性能を追求するP ZERO Race RSに対し、P4 SPORTは日常で長く使うことを想定。トレッドの厚さにも、それぞれの設計思想の違いが表れています。


タイヤをつくり続けてきたブランドとして。

もうひとつ、タイヤ選びでは数値だけでは測れない要素があります。それが、そのタイヤを誰がつくっているのかということです。

PIRELLIは1872年の創業以来、タイヤとゴム技術を追求してきたメーカーです。現在もF1をはじめ、GT、ラリー、モーターサイクルなど世界350以上のモータースポーツ競技に関わり、さまざまな車両、路面、速度、コンディションの中でタイヤの研究と開発を続けています。

もちろん、モータースポーツで使用するレーシングタイヤとP7 SPORTやP4 SPORTでは、目的も構造も異なります。

それでも、長年にわたってタイヤと路面の関係を追求してきたメーカーであることは、日常で使うタイヤを選ぶときにも、ひとつの信頼材料になるのではないでしょうか。

最高峰のレースから、毎日のライドまで。用途は違っても、それぞれに必要な性能を考えてタイヤをつくる。その考え方は、PIRELLIのロードタイヤラインアップにもつながっています。


「安いから」ではなく、「自分に必要だから」選ぶ。

すべてのサイクリストに、最高峰のレーシングタイヤが必要なわけではありません。一方で、日常のライドに使うタイヤだからといって、価格だけで選べばいいというわけでもありません。

週末のロングライドをもっと気持ちよく楽しみたいなら、P7 SPORT
通勤やフィットネスなど、毎日のライドを安心して続けたいなら、P4 SPORT

大切なのは、必要以上の性能を求めることではなく、自分の走り方に必要な性能を見極めること。

それも、ロードタイヤを選ぶひとつの基準です。


竹之内悠が感じた、P7 SPORT

今回の社内モニターには、シクロクロス全日本選手権で7度の優勝経験を持ち、現在PIRELLIアンバサダーとしても活動する竹之内悠さんにも参加してもらいました。

国内外のレースを長年経験し、レーシングタイヤをはじめさまざまなタイヤを使ってきた竹之内さんは、P7 SPORTを1500km以上使用。その印象として挙げたのが、タイヤとしてのトータルバランスの高さでした。

走り出しや重量については重さを感じると率直に評価する一方、それ以外については「必要十分なグリップ力、高い耐パンク性、それぞれのバランスが整っていて走っていて安心感があるタイヤ」とコメントしています。

さらにP7 SPORTからP ZEROシリーズへ履き替えた際には、P ZEROの方が転がりが軽いことを明確に感じたものの、P7 SPORTを使用している間は、そのバランスの良さから重さ自体を大きな不満とは感じていなかったといいます。

そして、このグレードのタイヤとして竹之内さんが評価したのが、単に価格が抑えられているだけではないことでした。

「トータルバランスが高く、安価グレードの割に使えるタイヤ。安かろう悪かろうではなく、タイヤとして必要十分な機能がある」

さらに、PIRELLIのエントリーグレードとしての印象を尋ねると、

「PIRELLIという名前を裏切らないタイヤです」

という言葉が返ってきました。

一方で、タイヤ全体の走りの質をさらに高めたいのであれば、P ZEROシリーズという選択肢があるとも評価しています。

絶対的な軽さや走行性能を求めるならレーシングタイヤを。日常のライドで必要な性能と耐久性、価格とのバランスを求めるならP7 SPORTやP4 SPORTを。

「上位か下位か」ではなく、「自分の用途に何が必要なのか」。

竹之内さんのインプレッションからも、PIRELLIのロードタイヤが用途によって作り分けられている理由が見えてきます。


FROM RACE TO ROAD

#01では、「PIRELLI=レースタイヤ」というイメージから、その技術と考え方が幅広いロードタイヤへ展開されていることを紹介しました。#02では、P7 SPORTとP4 SPORTがどんなライダーのためのタイヤなのかを掘り下げ、#03では、実際のインプレッションから、その違いを見てきました。

速さを追求する人にも、週末のロングライドを楽しむ人にも、毎日の移動にロードバイクを使う人にも。必要なタイヤは、それぞれ違います。

レースを目指す人だけではありません。毎日のライドにも、その選択肢があります。

FROM RACE TO ROAD

PIRELLIのロードタイヤから、あなたの走り方に合った一本を選んでみてください。


※本記事に掲載しているインプレッションは、当社スタッフが社内モニターとして実際に製品を使用した際の感想をまとめたものです。製品性能を客観的に比較・検証する試験結果ではありません。竹之内悠さんはPIRELLIアンバサダーとして活動しています。

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