【ピレリ:ライダーインプレッション】SMARTUBE RS 新世代チューブを試してみました!
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こんにちは、ピレリ・アンバサダーの竹ノ内悠です!
今回はピレリの新作チューブ、SMARTUBE RSを試したので、その感想をお伝えします。このチューブは、今までのTPUチューブとは一線を画す、まさに「新世代」と呼べる製品でした。
第一印象と取り付けのポイント

まず驚いたのは、その触り心地です。従来のTPUチューブとは違い、ラテックスチューブにかなり近い、さらっとしていて軽い感触なんです。もちろん、重量はカタログ通りの軽さでした。
取り付けの際は少しだけコツが要ります。ブチルやラテックス、従来のTPUチューブに比べて繊細なので、タイヤレバーを使うと傷つけてしまう可能性があります。手で丁寧に組むのがおすすめです。
クリンチャータイヤでの走行感

P Zero™ Race RS 28cのクリンチャータイヤと組み合わせて走ってみました。これが本当に素晴らしいんです!タイヤのしなやかさがぐっと増して、漕ぎ出しや転がりの軽さがはっきりと体感できます。まるでタイヤのポテンシャルが1ランク上がったような感覚で、ラテックスチューブを使っている時ととてもよく似ていました。従来のTPUチューブの硬さが苦手だった方も、このSMARTUBE RSのしなやかさにはきっと満足できるはずです。
チューブレスレディタイヤでの使用感

P Zero™ Race TLR RS 28Cのチューブレスレディタイヤにも試してみました。通常、シーラントを60mlほど使うところ、このチューブは約32gと半分以下の軽さになります。正直、この30g前後の違いは走りで感じ取ることはできませんでしたが、シーラント使用時と全く遜色ない走り心地でした。チューブを入れると重くなりがちなTLRタイヤもSMARTUBE RSを使えば、TLRの転がりの軽さはそのままに、軽快に走れるのが大きなメリットです。
まとめ

SMARTUBE RSは、TPUの軽さとラテックスのようなしなやかさを両立した、本当にユニークなチューブです。
- 軽量性を追求するなら:クリンチャータイヤとSMARTUBE RSの組み合わせが、重量面では一番軽くなります。
- 転がりの軽さ、スピードを追求するなら:タイムアタックやヒルクライムレースなどでは、TLRタイヤとSMARTUBE RSの組み合わせも良い選択肢です。シーラントに匹敵する軽さで、TLRタイヤの性能を最大限に引き出してくれます。
ご自身のライディングスタイルや好みに合わせて、最適な使い方をぜひ見つけてみてください。
今回紹介したアイテム
PIRELLI P ZERO™ SMARTUBE RS

新設計のTPU配合を採用したことにより、従来のTPUチューブとの比較で『最大21%高速化*』という驚異的なスペックを叩き出し、チューブレスセッティングとほぼ同等の低い転がり抵抗を実現することが証明されています。
*P ZERO™ RACE RS TLRとの組み合わせの場合。
さらに、従来製品に比べて軽量化と耐パンク性能の強化を同時に達成。まさに次世代のインナーチューブと呼ぶにふさわしいSmarTUBE RSは、インナーチューブのパフォーマンスを再定義します。
P ZERO™ SmarTUBE RS
サイズ:700×26-35C
バルブ:仏式 42 / 60 / 80mm
重量:32 / 33 / 34g
パンク修理可能
ディスクブレーキ車専用
税込定価:¥5,400
製品に関するコメントは使用者個人の感想です。メーカー公式見解ではありません。
価格はシーズン途中であっても変更される場合がございます。最新情報は販売店でお確かめください。
DESIGN & EDIT: Koji Sakai
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