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【Q36.5:ベースレイヤー徹底解説】パフォーマンスを司る「第二の皮膚」

  • Q36.5
  • 特集

イタリアのサイクリングアパレルメーカーQ36.5は、ライダーの体温を理想的な36.5℃に保つことをブランドの核としています。この目標達成において最も重要な役割を担うのが、肌に直接触れるベースレイヤーです。Q36.5は、年間を通じて最高のパフォーマンスと快適性を提供するため、ベースレイヤーを細分化し、それぞれの環境に最適化されたモデルを展開しています。

Q36.5がベースレイヤーを重要視するのは、これが「第二の皮膚」として機能し、汗を迅速に処理することでオーバーヒートや汗冷えを防ぎ、体温管理という最も重要な要素をコントロールするからです。独自の織り技術と素材により構成されるQ36.5のベースレイヤーは、「0」から「5」までの段階的なカテゴリーに分類され、あらゆる気象条件とライディング強度に対応します。

Q36.5 ベースレイヤー・カテゴリー

Q36.5の細分化されたカテゴリー設計は、サイクリストがその日の気温や運動強度に応じて最適なウェアを選択できるようにすることで、季節や天候を問わず最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートします。

カテゴリー対応シーズン
(推奨気温目安)
特徴と目的
Base Layer 0真夏(25℃以上)究極の通気性。極薄・超軽量のメッシュ構造。走行風で汗を瞬時に蒸発させ、体を常にクールでドライに保つことに特化。
Base Layer 1夏/通年(15~30℃)汎用性の高いバランスモデル。軽量で緻密なメッシュ構造。吸湿速乾性を保ちつつ、適度な体温保持力で幅広い気温に対応。
Base Layer 2春/秋(10~20℃)保温性と吸湿性の両立。やや厚手で、涼しい環境下で体温を安定させる。汗処理能力も高く、汗による冷えを防ぐ。
Base Layer 3冬(8℃前後)断熱性を強化。シームレス構造で、部位によって織り密度を変え、保温力を高めつつ、発汗箇所から適切に湿気を逃がす。
Base Layer 4厳冬期(0~10℃)高い保温力。サーマル素材やメリノウール混などを採用し、厳しい寒さから体を守り、体幹の温度を安定させる。
Base Layer 5超厳冬期(0℃以下)最大限の防寒性能。最も厚手で、防風性や断熱性を最大限に高めた構造。極寒の条件下での熱損失を最小限に抑える。

Q36.5 ベースレイヤー 詳細解説 (カテゴリー0~5)

Q36.5のベースレイヤーは、最高の体温調節を目指し、独自のニット技術と素材を駆使して、気温とライディング強度に合わせた6段階のカテゴリーで展開されています。

Base Layer 0:究極のクーリング性能

  • 推奨環境: 真夏の高温多湿な環境(25℃以上)、高強度なトレーニング。
  • 特徴: ブランド史上最軽量・最薄のモデル。広範囲にわたり大判のメッシュ構造が施されています。このメッシュが汗を素早く体表から引き離し、走行風がその水分を一気に蒸発させることで、積極的に体を冷やします。
  • 目的: 体のオーバーヒートを防ぎ、ライダーが「素肌よりも涼しい」と感じられるほどの超ドライな着心地を長時間維持すること。

Base Layer 0 Mesh
素材:ポリアミド44%、ポリプロピレン44%、エラスタン12%
重量:51g(Mサイズ)
温度帯:26℃
カラー:ライトグレー、ネイビーブルー、オリーブグリーン
サイズ:XXS-XS、S-M、L-XL
ユニセックス
税込定価:¥12,000

パフォーマンス指数
通気:5/5
撥水:1/5
防水:1/5
保温:2/5
UV保護:2/5
反射:1/5
重量:4/5
防風:1/5
筋肉サポート:3/5

Base Layer 1:通年使える汎用性

  • 推奨環境: 温暖な季節(15~30℃)、幅広いコンディション。
  • 特徴: Base Layer 0ほど極端ではないものの、高い通気性と速乾性を持つ緻密なメッシュ構造。体温保持と汗処理のバランスが取れています。
  • 目的: 夏場はもちろん、春秋のインナーとしても機能し、体幹を適度に冷やしすぎず、ドライな状態を保つことで快適性を維持します。

Base Layer 1 Sleeveless
素材:ポリアミド44%、ポリプロピレン44%、エラスタン12%
重量:75g(Mサイズ)
温度帯:22℃
カラー:アンスラサイトグレー、アイスグレー、ネイビーブルー、ホワイト
サイズ:XXS-XS、S-M、L-XL
ユニセックス
税込定価:¥12,000

パフォーマンス指数
通気:5/5
撥水:1/5
防水:1/5
保温:2/5
UV保護:2/5
反射:1/5
重量:4/5
防風:1/5
筋肉サポート:3/5

Base Layer 2:バランスの取れた吸湿保温

  • 推奨環境: 涼しい季節(10~20℃)、春や秋の肌寒いライド。
  • 特徴: Base Layer 1よりもわずかに密度が高く、保温力が向上しています。しかし、その分、素材の吸湿性と速乾性も維持しており、汗が冷えることによる「冷え」を防ぐ設計です。
  • 目的: 涼しい環境下で体温を逃がしすぎず、かつ運動中の発汗に適切に対応し、体幹温度を安定させること。

Base Layer 2 Short Sleeve
素材:ポリアミド44%、ポリプロピレン44%、エラスタン12%
重量:87g(Mサイズ)
温度帯:15℃
カラー:アンスラサイトグレー、アイスグレー、ネイビーブルー、ドラブグリーン、ポピーオレンジ、ホワイト
サイズ:XXS-XS、S-M、L-XL
ユニセックス
税込定価:¥16,000

パフォーマンス指数
通気:5/5
撥水:1/5
防水:1/5
保温:3/5
UV保護:2/5
反射:1/5
重量:4/5
防風:1/5
筋肉サポート:3/5

Base Layer 3:寒冷地向けの高断熱・シームレス設計

  • 推奨環境: 寒い季節(8℃前後)、早朝や夕方のライド。
  • 特徴: 縫い目を減らしたシームレス構造と、部位によって編み密度を変える「ボディマッピング」技術を採用。保温性と断熱性を高めつつ、熱がこもりやすい箇所は通気性を確保しています。
  • 目的: 体温を暖かく保つことを主目的とし、同時に運動による湿気は効率的に外部へ排出することで、インナーが濡れて冷たくなるのを防ぎます。

Base Layer 3 Long Sleeve
素材:ポリアミド44%、ポリプロピレン44%、エラスタン12%
重量:108g(Mサイズ)
温度帯:8℃
カラー:アンスラサイトグレー、アイスグレー、ネイビーブルー、ドラブグリーン、ポピーオレンジ、ホワイト
サイズ:XXS-XS、S-M、L-XL
ユニセックス
税込定価:¥18,000

パフォーマンス指数
通気:5/5
撥水:1/5
防水:1/5
保温:3/5
UV保護:4/5
反射:1/5
重量:5/5
防風:3/5
筋肉サポート:2/5

Base Layer 4:厳冬期対応の本格的な保温力

  • 推奨環境: 非常に寒い季節(0~10℃)、冬の標準的なライド。
  • 特徴: メリノウールや特殊なサーマル素材など、高い断熱性能を持つ繊維を採用。厚みが増し、体全体を暖かく包み込む設計になっています。
  • 目的: 厳冬期において、体幹の温度を外部の冷気から守り、ヒートロス(熱損失)を最小限に抑えること。

Base Layer 4 Plus Long Sleeve
素材:ポリアミド44%、ポリプロピレン44%、エラスタン12%
重量:180g(Mサイズ)
温度帯:-3℃
カラー:ブラック、ネイビーブルー、ドラブグリーン、ポピーオレンジ
サイズ:XXS-XS、S-M、L-XL
ユニセックス
税込定価:¥24,000

パフォーマンス指数
通気:5/5
撥水:1/5
防水:1/5
保温:5/5
UV保護:5/5
反射:1/5
重量:4/5
防風:4/5
筋肉サポート:2/5

Base Layer 5:極寒に挑む最強の防寒性

  • 推奨環境: 氷点下に近い極寒のコンディション(0℃以下)、降雪や強風時。
  • 特徴: 最も厚手で、高い防風性や断熱性を最大限に高めるための多層構造を採用することもあります。空気の層を効果的に作り出し、外気から徹底的に体を隔離します。
  • 目的: 極寒環境下でも長時間のライドを可能にするため、体を完全に寒さから保護し、生理学的に最適な体温を維持することに重点を置いています。

Base Layer 5 Plus Long Sleeve Hoodie
素材:ポリアミド44%、ポリプロピレン44%、エラスタン12%
重量:145g(Mサイズ)
温度帯:-5~+5℃
カラー:ブラック、オリーブグリーン、ポピーオレンジ
サイズ:XXS-XS、S-M、L-XL
ユニセックス
税込定価:¥28,000

パフォーマンス指数
通気:5/5
撥水:1/5
防水:1/5
保温:5/5
UV保護:5/5
反射:1/5
重量:4/5
防風:4/5
筋肉サポート:2/5

ベースレイヤー選択のアドバイス

Q36.5のベースレイヤーは、最高の体温調節を目指し、独自のニット技術と素材を駆使して、気温とライディング強度に合わせた6段階のカテゴリーで展開されています。気温の数値だけに拘らず、運動強度なども考慮した選択が重要です。

運動強度を考慮する:

  • ヒルクライムやレースなど、運動強度が高く発汗量が多い場合は、推奨気温よりも薄手のカテゴリー(例:気温15℃ならBase Layer 1や0)を選ぶと、汗処理が追いつきやすくなります。
  • ゆっくりとしたツーリングやロングライドなど、運動強度が低い場合は、体温維持のため推奨気温通りのカテゴリー、または一段階厚手のカテゴリーを選ぶと安心です。

フィット感を重視する:

  • ベースレイヤーの効果を最大限に発揮するには、肌に密着したタイトなフィットが必須です。肌とウェアの間に隙間があると、汗を吸い上げる能力や体温調節機能が低下します。

ミッドレイヤー・アウターとの組み合わせ:

  • ベースレイヤーは熱を生み出すのではなく、熱と湿気の管理に特化しています。気温が低いときは、ベースレイヤーの上に適切なミッドレイヤー(保温ジャージなど)とアウター(ジャケット、ベスト)を重ね着し、全体のレイヤリングで体温を調整してください。

最高のライドを実現するために、Q36.5 のベースレイヤーはあなたの第二の肌となります。

一切の妥協を排した革新的な素材と技術が、どんな天候や激しい運動下でも、体温を最適な状態に保ち、驚くほどの軽さと通気性で不快な蒸れを解消します。
これで、ペダリングに集中する準備は整いました。もう、ウェアの心配は必要ありません。
さあ、Q36.5 のベースレイヤーを身につけ、最高のパフォーマンスと快適さで、次のライドへ踏み出しましょう。

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