2013ニューモデル ARIONE R3 インプレッション
~従来品のARIONE CX と ARIONE R3の違いは?~


2013ニューモデルとして発売されたARIONE R3。現在にいたるフィジーク人気の火付け役となったARIONEの後継モデルだけに、いったいどのようなポイントを進化させてきたのか非常に気になるところ。各部詳細をご紹介していきます。

ARIONE CX k:iumレール 205g 14,900円ARIONE CX k:iumレール 205g 14,900円 ARIONE R3 k:iumレール 185g 17,300円ARIONE R3 k:iumレール 185g 17,300円


(手前)ARIONE R3 (奥)ARIONE CX(手前)ARIONE R3 (奥)ARIONE CX ARIONE R3は直線を活かした大胆なデザインで、とても存在感のあるモデルに仕上がっています。
センターのカラーパートはより太いものになり、ボリュームのあるカーボンフレームのバイクとも非常に相性が良いデザイン。


(手前)ARIONE R3 (奥)ARIONE CX(手前)ARIONE R3 (奥)ARIONE CX もっとも進化を遂げたポイントがシェル。ARIONE CXの『カーボン強化ナイロンシェル』から、ARIONE R3では『グラスファイバー・サーモプラスチックコンポジットシェル』の採用となりました。
ARIONE R3はARIONE CXよりも同レベルの剛性、耐久性を出すのに少ない材料でできる分、シェル自体が大幅に軽量化を果たしており、205g(ARIONE CX)から185g(ARIONE R3)へのダイエットはこの革新的なシェルによって達成されているといえます。


(上)ARIONE CX (下)ARIONE R3(上)ARIONE CX (下)ARIONE R3
ARIONE R3はシェル重量の軽量化で得たマージンを、パッド量の増量として活かし、快適性を大幅に向上させています。
パッド量を比較すると、ARIONE R3はARIONE CXよりもパッド量、厚みを増しています。これは軽量化されたシェル重量をいたずらにサドルの軽量化につなげるのではなく、パッド量を増量させることで快適な乗り心地を実現。それでも20gの軽量化をしっかりと果たしているところに、フィジークの技術開発力の高さをうかがい知ることができる。


(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX ARIONEが定評を得てきたポイントに、太ももの内側が接触する部分を柔軟にしならせる『ウィング・フレックス』があります。
ARIONE CXの『ウィング・フレックス』はシェルに直接切込みが入っていましたが、ARIONE R3の『ウィング・フレックス』はシェルに内蔵された構造となり、クリーンなルックスに。どちらのモデルもペダリングのしやすさは非常に高いレベルにあります。


(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX (左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX
フィジークサドルはすべて、『Hand made in Italy』。ホチキスを使った粗雑なつくりと対極を成す、熟練した職人達によるハンドメイドです。
そのなかでもARIONE R3 は前後の表皮巻きこみ部分にカバーをデザインし、この点でもクリーンなルックスを獲得しています。


(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX(左)ARIONE R3 (右)ARIONE CX
ARIONE CX k:iumレール 205g 14,900円
ARIONE R3 k:iumレール 185g 17,300円


ARIONE R3 分解イメージARIONE R3 分解イメージ ARIONE R3の一番の特徴といえば、「グラスファイバーコンポジット」製のシェル。従来からあるARIONE CXの『カーボン強化ナイロンシェル』よりも、R3の、『グラスファイバー・サーモプラスチックコンポジットシェル』のほうが同じレベルの剛性、耐久性を出すのに少ない材料でできる分、シェル自体は大幅に軽量化を果たしている。さらにその分をいたずらにサドルの軽量化につなげるのではなく、パッド量を増量することで快適 な乗り心地を実現している。それでも20gの軽量化はしっかりと果たしているところに、ARIONE CXの進化版であるARIONE R3への期待が高まる。



『弊社スタッフ(元実業団選手)による片道15キロの通勤インプレ』
ARIONE CXと比較すると、パッドを増やした恩恵はARIONE CXで感じられる坐骨部分の圧迫(痛み)が全く出ないという実感できる良さがある。これはグラスファイバーコンポジットシェルによる振動吸収性の良さもあると思う。パッドを増やしたそうだが、ARIONEのような悪い意味での フワフワ感も無く、パッド増量が例えば沈み込みすぎる、というようなデメリットに働くことはほとんど無いように思う。
また、外見上はパッド形状に差があるように見えるが、実際乗ってみると従来のARIONE や ARIONE CXとのライド感覚の違いはほとんど違和感とは感じず、ARIONE R3への乗り換えは問題無くスムーズにできると思う。サドルの上で過ごす時間の多いライダーほど、進化したARIONE R3の魅力を実感してもらえると思います。